< Lanham Actの§1071(b)について >


<Lanham Act§1071(b)について>
 
[1]Lanham ActはTTABの決定に対して不服のある当事者が選択できる二つの方法を規定している。(15 U.S.C. §1071)
 
(1)TTABの決定に対して連邦控訴裁判所(the Federal Circuit)へ控訴をする方法(§1071(a))、又は(2)アメリカの第1審裁判所(a United States District Court)へ民事の訴を提起する方法(§1071(b))
 
[2]§1071(a)の手続きとは違って、第1審裁判所が必ずTTABの決定の記録を見直す必要はない。その記録は当事者の申し込みによって提出することができる。(§1071(b)(3)) このような記録は訴訟で初めて採択されたものと同じ効果を持つ。
 
[3]§1071(b)に基づいて行った訴訟では新たな請求や新たな証拠を提出することができる。さらに、追加的な助かる方法(relief)を申し込むのができる。
 
[4]アメリカの最高裁判所(the Supreme Court)はKappos v. Hyatt, 132 S. Ct. 1690 (2012)の判決で、35 U.S.C. §145に基づいて申し立て人がUSPTOの決定に対して見直しを第1審裁判所へ申し込む場合、新たな証拠とUSPTOの記録を調べた後で事実の発見を改めてするべきだと判断した。
 
[5]アメリカの最高裁判所(the Supreme Court)はB & B Hardware, Inc. v. Hargis Indus., Inc., 135 S. Ct. 1293 (2015)で、商標の登録に対して当事者が§1071(b)に基づいて第1審裁判所へ訴を提出する場合、裁判所は登録の問題を改めて決定すると判断した。
 
[6]つまり、第1審裁判所は事実の発見と法律的な結論を改めて判断する。

< 参考 >
Paleteria La Michoacana, Inc. v. Productos Lacteos Tocumbo S.A. De C.V., Civil Action No. 2011-1623 (District Court, District of Columbia Filed: May 27th, 2016)

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